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ビデオ・映像関連用語集/D

ビデオに関する専門知識から
一般的に使われる単語を掲載

D

D-1

デジタルコンポーネント方式VTR。3/4インチオキサイドカセットテープを使用。コンポーネント輝度信号(Y)を13.5MHz、2つの色差信号(Cb,Cr)をそれぞれ6.75MHzでサンプリングした4:2:2信号方式に基づいた最初のVTR。輝度信号、色信号が別々に広帯域で処理されるため、クロスカラー等のない高画質処理が可能である。また同一フォーマット同士のダビングは画質劣化がない。カセットにはS,M,Lの3種類があり、テープの最長記録時間は94分。

D-2

デジタルコンポジット方式VTR。3/4インチメタルカセットテープを使用。コンポジット信号をサンプリング周波数14.3 MHzでデジタル信号記録再生が可能。コンポーネント方式VTRのD-1に比べコンパクトである。カセットはD-1と同じS,M,Lの3種類があり、テープの最長記録時間は208分。
デジタル信号の規格化はコンポーネント信号から進められたが、実用上はコンポジット信号の方が使いやすく、ソニー、アンペックス両社で開発され、SMPTEがD-2フォーマットとして承認した。

D-3

デジタルコンポジット方式VTR。1/2インチメタルカセットテープを使用。D-2と同じサンプリング周波数14.3MHzのデジタルコンポジット信号を記録再生可能。カセットはS, M, Lの3種類があり、テープの最長記録時間は245分。
取材から送出までをカバーできる1/2インチカセットを用いた方式として、NHKと松下電器産業が共同開発した。

D-5

デジタルコンポーネント方式VTR。1/2インチメタルカセットテープを使用。4:2:2信号方式での記録再生が可能。量子化ビット数は8ビットの他に 10ビット、サンプリング周波数も13.5MHzだけではなく、18MHzが可能(10ビットと18MHzの同時は不可)。カセットはS,M,Lの3種類があり、テープの最長記録時間は124分。D-3の規格をベースに、1/2インチカセットを用いたデジタルコンポーネント信号記録方式として松下電器産業が開発。また、オプションを使用してD-3VTRで記録されたデジタルコンポジットテープ全種類がそのまま再生可能。

D-6

DTV のデジタルコンポーネント方式デジタルVTR。 3/4インチメタルカセットテープを使用。HDTVコンポーネントの輝度信号(Y)を74.25MHz、2つの色差信号(Cb,Cr)をそれぞれ 37.125MHzでサンプリングした信号を非圧縮で記録する。量子化ビット数は8ビット。カセットはD-1と同じS,M,Lの3種類があり、テープの最長記録時間は64分。
D-2の規格をベースに、東芝とドイツBTS社(現在のBTSメディアソリュージョンズ)が共同提案した。

D-9

デジタルコンポーネント方式VTR。VHSサイズの1/2インチメタルカセットテープを使用。4:2:2方式の画像信号を約1/3.3に圧縮して記録する。テープの最長記録時間は124分。
S-VHSの再生も可能。日本ビクターが開発。

D端子

家庭用のテレビとデジタル放送受信チューナーやDVDプレーヤーなどを接続する端子の一種。アナログコンポーネント映像信号と映像コントロール信号を一本のケーブルで接続可能。対応する映像信号フォーマットによりD1からD5までがある。
<対応する映像信号フォーマット>
D1 480i
D2 480i、480p 
D3 480i、480p、1080i
D4 480i、480p、1080i、720p
D5 480i、480p、1080i、720p、1080p

DA(分配増幅器)(Distribution Amprifier)

一つの入力電気信号を受けて同じ大きさの電気信号を複数出力する増幅器のこと。VDA(ビデオ分配器)、ADA(音声信号分配器)、PDA又はSDA(同期信号分配器)などがある。

DAT(Digital Audio Tape recorder)

専用のカセットテープを使用するデジタル録音再生機。オーディオ信号をデジタル信号として記録する。3.81mm幅のメタルテープを使用し回転ヘッド方式(R-DAT)を使用している。
規格としては固定ヘッド方式(S-DAT)もあるが現在製品化されていない。
本来民生用として規格化されたが、音がよいことや、タイムコード等を記録できることから業務用としても広く使用されている。

D/A変換(D/Aコンバータ)

符号化されているデジタル信号をアナログ信号に変換すること。その回路、装置をD/Aコンバータという。逆に、アナログ信号をデジタル信号に変換することをA/D変換という。

dBm

電力の単位。
電力の絶対値を表したもので、1mWを0デシベルとしたもの。主に音声系の600Ω負荷時では、0dBmが0.775Vrmsの電圧に相当する。

dBv

1Vが基準の電圧の単位。
電圧の絶対値を表したもので、主に音声系回路で使われ、0dBv=1Vrmsである。
*rms=実効値

dbx

米国dbxラボラトリー社が、アナログ録音機のダイナミックレンジとS/N 比を改善する目的で考案した雑音低減システム。
ダイナミックレンジを対数圧縮回路により1/2に圧縮して記録し、再生時には逆に2倍に伸張することによりノイズの低減を目指したものである。業務用のtype1とコンシューマー用のtype2がある。

DCC(Digital Compact Cassettet)

1991年フィリップスと松下電器産業が中心となって開発発表した、固定ヘッド方式の民生用デジタル・コンパクト・カセットテープ・フォーマットのこと。
アナログ方式のコンパクト・カセットと同じテープ幅をもち、テープの半分の幅に9トラック構成のデジタル記録を行う。往復録音により最大120分まで録音再生が可能。標本化周波数は、44.1kHzでPASCと呼ばれる約1/4圧縮方式を採用。
DCC再生機には、従来のアナログ・コンパクト・カセット再生用のヘッドも装備。国内では1995年に生産が中止された。

DCT(Discrete Cosine Transform)

デジタル映像信号のデータ圧縮に広く用いられている技術。基本的には、画面を8X8画素ごとに細分化し、一つのブロックごとにデータ変換を行う。
JPEGやMPEG、DVCなども、この技術を利用して圧縮をしている。

DF(drop frame)

ドロップフレームの略。
現行使用しているNTSC方式によるカラー映像の信号では1秒が29.97フレームで構成されているため、1秒を30フレームでカウントするタイムコードをそのまま用いると実時間にずれが生じてくることになる。例えば1時間では108フレーム(3.6秒)の誤差が生じる。従って実時間と合わせるために0, 10, 20, 30, 40, 50分を除く毎正分の開始から2つのフレーム番号(0,1)をカウントせず飛ばす方式をいう。
放送局では実時間と合わせために、通常はドロップフレームを使用する。
レーザーディスク等、パッケージビデオでは、実時間とずれは生じるが検索等に不都合が生じるため、ノンドロップフレームを使用する。
CMなど、1分以内の映像もノンドロップフレームで作成させれる。

DISS

ディゾルブの略。
映像が切り替わるときに、前の映像が徐々に消えていき、次の映像が徐々に出てくる効果。
TVでは「ディゾルブ」映画では「オーバーラップ」音声では「クロスフェード」などという。

DLT(Digital Linear Tape)

1993年にDECが開発したデジタルデータ記録テープ。大容量データを記憶でき、コンピュータ・データーのバックアップやDVDのオーサリング等に用いられている。
1本のテープに圧縮時で最大70GBのデータを記録することができる。

DSL(Digital Subscriber Line)

音声信号を伝送する既存の電話線(銅線ペアケーブル)を、高速なデジタルデータ通信に利用する技術。
低価格で高速なデータ伝送を実現するものとして期待されている。
通信距離に制限があり、比較的短距離間でしか性能を発揮できない欠点もある。主なものは下記の通り。

・ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)
同一の通信ケーブル内で、データの伝送速度が上り(利用者から電話会社方向)と下り(電話会社から利用者方向)とで異なる、非対称(Asymmetric)な通信を行う技術。電話通話と併用できる。
伝送速度は、下りが最大8Mbps、上りが最大900kbps程度。伝送距離は、最長約5.5km程度。

・SDSL(Symmetric Digital Subscriber Line)
データの伝送速度を上りと下りとで同じ(対称:Symmetric)にしたもの。伝送速度は、最大2Mbps程度。伝送距離は、最長6.9km程度。電話通話と併用できる。 (注)最大伝送速度や最長伝送距離は、環境により変動する。
その他、HDSL、RDSL、VDSLなどがあり、xDSLと総称されている。

DSP(Digital Signal Processor)

高速演算処理ができるデジタル信号処理専用の1チップマイクロプロセッサー(集積回路)。内蔵されたメモリーのソフトウェアを書き換えることによりいろいろな目的に使用される。汎用のマイクロプロセッサーより、リアルタイムで映像や音声の処理ができる。オーディオ用では残響効果やサラウンド効果音をつくるなど、シンセサイザー楽器などでも使用される。映像用としては各種画像処理装置で使用されている。
また、モデムなどの装置に組み込まれたり、パソコンに搭載されてCPUの処理を一部肩代わりしたりする。

DT(Dynamic Tracking)

ソニー製VTRにおいて倍速、スロー、逆走再生時のノイズレス再生を行うためのヘッドシステムの名称(「DT」「Dynamic Tracking」はソニーの商標)

DTRS/DTRS-HRフォーマット

ティアックがタスカム(TASCAM)ブランドでプロユースとして開発した、Hi-8ビデオテープを利用するオーディオ用デジタル・テープ・レコーディング・フォーマット。
量子化ビット数16ビットで、サンプリング周波数44.1kHz/48kHz(8チャンネル)のDTRSフォーマットを基本に、量子化ビット数24ビット、サンプリング周波数88.2kHz/96kHz(4チャンネル)および176.4kHz/192kHz(2チャンネル)に対応したDTRS-HR フォーマットが開発されている。最大記録再生時間は108分。
シンクロ(同期)機能を内蔵しているので最大16台まで同期走行が可能。
SMPTE/EBU タイムコードを使用してビデオ機器とのシンクロもできる。

DTS

米国デジタル・シアター・システムズ社が開発した劇場映画用の記録再生システムで、チャンネル数やスピーカーの配置はドルビーデジタルと同様の5.1チャンネルである。
音声記録をCD-ROMにおこない、映写プリントにはタイムコードを記録しておき同期再生させるシステムで、音声信号を1/4に圧縮することにより2枚のディスクに最長3時間20分の5.1チャンネルでデジタルオーディオを記録できる。
映写プリントとCD-ROMを同期運転させる不便さがある反面、音楽用CDに近い高音質が得られる。

DTS-ES

DTSシステムのサラウンドチャンネルを更に細分化したシステム。
客席を取り囲む左側壁面にLS(左側サラウンド)、左側背面にLBS(左後方サラウンド)、右側壁面にRS(右側サラウンド)、右側背面にRBS(右後方サラウンド)の4つのサラウンドチャンネルを設定して、全体を8チャンネル構成(7.1チャンネル)とし、サラウンド音声の定位感を明解なものにしている。
ちなみに、4つのサラウンドチャンネルは、マトリックス方式により2つのチャンネルにエンコードして記録、再生時にデコードして4つのチャンネルに復元している。
ただし、多くの映画では、ドルビーデジタルEXとの互換性から背面(後方)サラウンドは、モノラル仕様となっている。

DTSアナログ

ドルビー・ステレオ(Aタイプ)及びSRタイプと互換性のある、マトリクス方式による4チャンネルシステムで、映写プリントの既存のサウンドトラックにアナログ信号による2チャンネル記録を行っている。音声収録時にDTS社のエンコーダーを使用する以外ドルビー・ステレオ方式と違いはなく、同じものと考えて良い。

DVフォーマット

世界の企業約60社が参加して設立された「HDデジタルVCR協議会」で標準化された民生用デジタルビデオ規格。1/4インチ幅メタル蒸着カセットテープを用いる。画像はフレーム単位約1/5に圧縮し、デジタルコンポーネント方式(525/60システムは4: 1:1、625/60システムは4:2:0)で記録する。音声はDATと同等音質の48kHz/16ビット/2チャンネルモードか、アフレコ編集が可能な32kHz/12ビット/4チャンネル(2+ 2チャンネル)モードでPCM記録。タイムコード及びインデックスID信号も記録可。
カセットには、最長60分の記録が可能な「ミニDVカセット」と最長270分の記録が可能な「DVカセット」が用意されている。VHS及び8mm ビデオとの互換性はない。DV方式には、上記の一般的なテレビ信号用としてのSD使用のほかに、ハイビジョン信号用としてのHD仕様がある。

DVC

DVフォーマットの旧称。DVフォーマットを用いたカセットの略称。

DVCAM

デジタルコンポーネント方式VTR。1/4インチメタルカセットテープを使用。画像信号は、民生用DVフォーマットと同様、4:1:1方式(走査線数 525本時)、約1/5に圧縮して記録する。カセットは「ミニ」と「スタンダード」の2種類があり、テープの最長記録時間は184分。
民生用DVフォーマットをもとに、トラックピッチを拡大し、編集上の信頼性向上を図っている。ソニーが開発。DVフォーマットで記録したビデオを再生可能。

DVCPRO

デジタルコンポーネント方式VTR。1/4インチメタルカセットテープを使用。画像信号は、民生用DVフォーマットと同様の4:1:1方式(走査線数525本時)で、約1/5の圧縮記録。カセットはM,Lの2種類があり、テープ最長記録時間は184分。
民生用DVフォーマットをもとに、トラックピッチの拡大及びメタル塗布型テープを使用することにより、編集上の信頼性向上を図っている。松下電器産業が開発。DVフォーマットで記録したビデオを再生可能。
同フォーマットの展開型として、DVCPRO 50、DVCPRO P、DVCPRO HDがある。
SMPTE規格での呼称は、D-7。

DVCPRO 50

デジタルコンポーネント方式VTR。DVCPROをベースに、データ記録レートを2倍に上げ、高画質化を図ったもの。画像信号は、4:2:2方式で、約 1/3.3の圧縮記録が可能。テープの最長記録時間は92分。DV、DVCPROフォーマットで記録したビデオを再生可能。

DVCPRO P

デジタルコンポーネント方式VTR。DVCPRO 50をベースに、480pプログレッシブ画像信号の記録・再生に対応したもの。
データ記録レートは、DVCPRO 50と同じで、テープの最長記録時間は92分。 DV、DVCPRO、DVCPRO 50フォーマットで記録したビデオを再生可能。

DVCPRO HD

HDTVのデジタルコンポーネント方式VTR。DVCPROをベースに、データ記録レートを4倍に上げ、HDTV対応を図ったもの。DVCPROと同様 1/4インチメタルカセットテープを使用。HDTVコンポーネントの輝度信号(Y)を74.25MHz、2つの色差信号(Cb,Cr)をそれぞれ 37.125MHzでサンプリングした信号を画素数1280×1080に変換したのち、約1/6.7圧縮記録する。カセットは、Lサイズで、テープの最長記録時間は46分。DV、DVCPRO、DVCPRO 50、DVCPRO Pフォーマットで記録したビデオを再生可能。

DVD

CDと同じサイズで、CDの数倍の要領を持つ世界統一規格光ディスクの総称。当初は、映画等の映像と音声をディスク1枚で記録できるディスクとして開発されたが、音楽やコンピュータにも使えるように考慮された。
これに伴い、DVDという名称は,DigitalVersatileDisc(Versatile=「用途が広い」)の略とする文献と, DigitalVideoDiscの略とする文献が混在していますが,現在では「DVD」という固有名詞(略語ではない)とされています。
映画(映像)などを記録する場合、片面一層ディスクでもレ−ザ−ディスク並の高画質と5.1チャンネル立体音響で2時間13分の記録ができます。
統一規格として、DVD-ROM, DVD-Video, DVD-Audio, DVD-R, DVD-RAMの各フォーマットが順次規格化されている。

DVD-Audio

DVDの大容量、高転送レートを利用して、CDよりも高音質、多チャンネルあるいは長時間の音声信号とビデオクリップ等の映像信号のデジタル記録を可能にしたDVDフォーマット。DVD-Videoに比較して、高品位の音声信号仕様に対応し、コピープロテクションを強化している。
音声信号の量子化ビット数は、16,20,24ビットのいずれかを、サンプリング周波数は、44.1,48,88.2,96,176.4,192kHzのいずれかを選択して、リニアPCM音声による記録が可能。
12cmサイズの片面一層:4.7GBの時、最高音質(192kHz/24ビット/2チャンネル)のリニアPCM音声で64分以上の収録が可能。更に、「ロスレス圧縮方式MLP」という原信号を損なわない信号圧縮方式を用いることで、74分以上の収録も可能。また、4、5、6(5.1)チャンネル等マルチチャンネルでのリニアPCM音声も収録が可能である。読み出し専用、1998年規格化。DVD-ROMと 同様、片面二層:8.5GBや8cmサイズなどが規格化されている。

DVD-R

レーザー光により、有機色素を用いた記録層に疑似的なピットを作り、記録層に1回のみのデータ記録が可能なDVD。CD-Rの6倍以上の記録容量がある。
1997年4月に策定されたバージョン1.0規格では、記憶容量は片面3.95GB、両面で7.9GBとなっており、DVD-ROMよりも少ない。バージョン2.0規格ではDVD-ROMと同等の片面4.7GB記録が可能になっている。

DVD-RAM

レーザー光の強弱により、結晶〜非結晶状態の相変化をする記録層に疑似的なピットを作り、データの書き換え記録が何度でも可能なDVD。
最大容量は片面4.7GBである。

DVD-ROM

主として、コンピュータ・データの読み出し専用メモリーとして用いられるDVD。読み出し専用の3フォーマットであるDVD-ROM, DVD-Video, DVD-Audioの物理的な構造は、共通である。一層及び二層の記録層をディスクの片面及び両面に持つことができ、それぞれのデータ記録容量は下記のようになっている。

<12cmサイズの時>
片面一層:4.7GB(CD-ROM:650MBの約7倍)
片面二層:8.5GB(片面一層の約1.8倍)
両面一層:4.7GB×2(片面一層の2倍)
両面二層:8.5GB×2(片面二層の2倍)

<8cmサイズの時>
片面一層:1.46GB(8cmCD-ROM:200MBの約7倍)
片面二層:2.66GB(片面一層の約1.8 倍)
両面一層:1.46GB ×2(片面一層の2倍)
両面二層:2.66GB ×2(片面二層の2倍)
1996年規格化。

DVD-RW(DVD-ReWrightable)

DVD-Rが1回しか書き込めないのに対し、約1,000回の書き換え を可能にしたDVD。CD-RWの6倍以上の記録容量がある。
レーザー反射率が低いことが原因となって再生が不可能になるDVD-ROMドライブもあるため、DVD-ROMドライブでの再生互換性はDVD-Rに多少劣る。

DVD-Video

主として、MPEG-2可変レートで圧縮された動画映像信号と、ドルビーデジタル等で圧縮もしくは非圧縮の音声信号、字幕等の文字情報信号をデジタル記録したDVD。音声信号は最大8種類、文字情報信号は最大32種類まで記録可能。DVD-ROMと同様、読み出し専用であり、同じデータ記録容量を持つ。
12cmサイズで記録層が片面1層の時の記録容量:4.7GBで、約135分の映画が収録可能とされる。DVD-ROMと同様、片面二層:8.5GBや 8cmサイズなどが規格化されている。1996年規格化。
一般的にいうDVDプレイヤーとはDVD-Videoが再生できるプレイヤーを指している。

DVE(Digital Video Effects)

映像信号のデジタル処理により特殊効果を行うこと。もともとは日本電気の装置の商標名であったが現在、デジタル特殊効果を行う時の俗称として広く用いられている

D-VHS

1995年に日本ビクターが発表したデジタルビットストリーム記録再生VTR。デジタルデータそのままの形(ビットストリーム)で記録・再生する。デジタル放送のデジタル記録や、デジタルデータの大容量記録媒体として利用可能。VHSサイズのカセットテープを用い、最大50ギガバイトの記録容量を持つ。
STDモード(14.1Mbps入力時)で最長7時間、HSモード(28.2Mbps入力時)で最長4時間の記録が可能。
VHSテープの記録・再生互換が可能。

DVI(digital Video Interactive)

デジタル処理によるビデオ (動画) 圧縮技術をベースに音声信号を加え、コンピュータ処理によりインタラクティブ (対話) 性をもたせた12センチ光ディスク・メディア及びそのハードをいう。
1987年マイクロソフトCD-ROMコンファレンスにて米国RCAから発表され、GEを経て、現在はインテルが開発にあたっている。
CD-Iが静止画から動画まで広く対応しているのに対しDVIは動画を中心として開発されている。

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